解除会(けじょえ)は、古来より行われていた六月の晦(みそか)の「夏越(なごし)の祓(はらえ)」や「水無月祓(みなつきはらえ)」と深い閑係がある仏会です。 901年、秋の始めに毎年流行する疫病を防ぐために、時の東大寺別当が奈良の諸大寺に呼びかけて始まった法会で、当時は七大寺の約250人の僧侶や、楽人約60人を講堂に集めて行われたと伝えられています。 当日8時から始まる法要前には、出仕する僧侶が直径2m余の大きな茅の輪をくぐり入堂。 法要後は参加者の皆様も茅の輪をくぐり、疫病退散をお祈りいただきます。 通常非公開の、大仏殿建物北側も拝観させていただきます。 また、この日祈願されたお札を当日お持ち帰りいただきます。