師走15日より891年の歴史をさかのぼり「春日若宮おん祭」がとり行われます。一般には、時代装束を再現したお渡り式がその華やかさで人々の目を引きますが、16日未明より17日深夜にかけての神事には、想像を超える日本文化の根本が隠されているように思われます。この神事に関わる人々の思いこそ「自然界」への畏敬の念をもちそこに無限の「力」を感じた、いにしえ人の率直な思いなのでしょう。 おん祭の「事はじめ」として行われる大宿所祭の中、祭りに関わる人々へのお祓いの儀「御湯立の儀」に参列させていただきます。その後「お渡り式」装束・お道具を前にして「おん祭」のお話をうかがいます。神秘的な神事と共に、信仰に根ざされた奈良の古代からの芸能をより深くご理解いただきたいと思います。