春日山原始林は、春日大社の神山「御蓋山」の後ろに位置します。春日大社の神域として狩猟・伐採を禁じられて以来、1,000年以上にわたり人の手を加えられながらも、原生の姿が残るよう保護されてきたエリアです。今もなお春日大社の神事がこの春日原始林内で行われており、春日大社と一体になり、信仰の地として存在していることを背景に、1998年、古都奈良の文化財の構成資産の一つとして世界遺産に登録されました。 春日山原始林は1000年以上の歴史を持つ神域です。しかしながら現在は、さまざまな要因により保全が必要な状況となっています。このツアーでは立ち入り制限エリアを歩き、春日山原始林を次世代へつないでいくための対策の見学と、原始林内にある寺院のかつての参道を歩き、樹齢数百年の大木に出会います。（天候により危険と判断した場合は、ルートを変更する場合がございます。） この森でどのような問題が起こっているのか。 次の1,000年へ春日大社とこの神域をつないでいくために必要なこととは何か。 実際に保全・管理をされている「春日山原始林を未来へつなぐ会」のスタッフの皆さんから お話を聞きながらツアーを進めます。 さぁ、みなさんはどんな気づきと出会えるでしょうか。 少し視点を変えて、ウォーキングをしてみませんか？