往馬大社は生駒谷十七郷の氏神で、創祀は古く、奈良時代の正倉院文書に既に登場します。今回は往馬大社の火祭りの中でも「火取り」を中心に見学します。御旅所(高座)の奥でつけられた火を「火出し」が松明に移し、二人の火取り(役)に同時に渡し、合図と共に石段を駆け下り、速さを競うもので、その石段の数は『七段』‼勝負は、一瞬で決まります。 長年、奈良県において民俗文化財の調査・保護に携わってこられた(奈良民族文化研究所代表)鹿谷勲先生に往馬大社の火祭りについて現地でお話をうかがいましょう。