考古学の専門家である橋本輝彦先生と訪れてみましょう。 その昔、桜井には魚市場があり、月に六度の市が立っていたとのこと。 ここで扱われた魚のうち、熊野灘から高見峠を経て担いでこられた熊野鯖は広く知られた名物であったようです。 今回は魚市場から艸墓古墳や聖徳太子の上之宮遺跡、履中天皇の磐余稚桜宮伝承地、桜井の地名の起こりとなった桜の井戸などを橋本先生の解説をうかがいながら巡ります。ルートの途中では平安時代中期(10世紀前半)に編纂された「延喜式神名帳」にも記載がある等彌神社にも訪れ、紅葉が残る境内を参拝し、宮司様のお話をうかがいます。